予防接種/MR麻疹と風疹

編集=山田 賢人

はしかと風疹を同時に予防

はしか(麻疹)と風疹のワクチンは混合で一度に受けることができます。これをMRワクチンと言います。

はしかを媒介する麻疹ウイルスはとても感染力が強く、予防接種を受けていないと一生のうち一度は誰もがかかると言われています。最初は38℃前後の高い熱がでて3~4日続き、一時は下がりますがまた39~40℃の熱と発疹が出てきます。

高熱は3~4日で解熱し、次第に発疹も消失します。ただし、症状が重い場合は気管支炎や肺炎、脳炎など重い合併症を伴うことがあり、死亡に至ることもあります。母親がはしかの免疫を持っていれば、生後8ヶ月くらいまでは赤ちゃんも免疫を引き継いでいますが、それ以降は感染の心配があります。

風疹もウイルスによって媒介される病気で、症状ははしかと似て、発熱や発疹などの症状を伴います。子供の場合は比較的症状が早く収束するので「三日ばしか」とも呼ばれます。

風疹は妊婦さんは要注意!

はしかと風疹の2種類の混合ワクチン(MRワクチン)は2006年から無料で定期接種で受けられるようになっています。1期と2期の、合計2回の接種が必要です。

・1期:1歳児
・2期:小学校入学前1年間の小児

このMRワクチンは不活性化したものではなく、毒性をとても弱くした生ワクチンです。そのため、接種した後は体内で一時的にウイルスが増えます。接種後1週間ほどしてから発熱や発疹といった副反応がみられることがあります。

風疹は大人がかかると重症化します。また妊婦さんがかかるとおなかの胎児の心臓や耳、目などに障がいが出ることがあります。妊婦さんに風疹をうつさないよう、周囲の人が風疹の予防接種を受けることをすすめられています。

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この記事の監修者大西 勝也(おおにし かつや)

三重県津市の大西内科ハートクリニック院長。心不全治療において長年、専門医として、研究・治療に携わる。その豊富な知識と経験で、一人一人に合った治療法を患者と共に考え、信頼を得ている。 [詳細プロフィール]

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