予防接種/おたふくと水疱瘡

編集=山田 賢人

おたふく風邪の予防は1歳を過ぎたら

おたふく風邪の正式な名前は流行性耳下腺炎。耳の周辺が腫れ、頭痛、履き、発熱などの症状が出ます。普通3~7日間続き、場合によっては10日間と長引くこともあります。また、表面上の症状以外にも睾丸炎や卵巣炎などを起こす場合があります。

母親に免疫があれば、赤ちゃんにも1歳くらいまでは抗体があります。最もおたふく風邪にかかりやすいのは3~5歳くらいなので、1~4歳くらいまでに予防接種を受けましょう。

おたふく風邪は、感染しても必ずしも熱や腫れが出るとは限りません。ほとんど症状らしいものが出ないときもあります。その場合、知らないうちに抗体ができていますが、さらに予防接種を受けても問題はありません。

副反応による発熱はほとんどありません。生ワクチンなので接種して2~3週間後に耳の下が軽く腫れることがありますが、数日で消えます。

発疹と高熱が出る水ぼうそう

水ぼうそうは水痘とも言い、伝染性の強い病気です。発疹が特徴的で、はじめは小さな赤い水ぶくれが顔や胸やおなかに現れ、急激に増えます。それに伴い38度くらいの高い熱が数日続きます。発疹がひどいと熱も高くなり、場合によっては40度くらいになることもあります。

健康な子供ならそのまま完治するので心配ないのですが、免疫力が低下しているとまれに肺炎や肝炎などが合併症として現れることがあり、時として重症になります。

ワクチンは日本で開発された生ワクチンで毒性は弱めているとはいえ、不活性化したものではありません。そのため接種して1~3週間してから発熱や発疹が現れることがあります。ですが、数日中に症状はなくなります。

大人になってからかかると重くなりやすい

おたふく風邪も水ぼうそうも成人になってから感染すると、子供よりも症状が重くなります。特におたふく風邪は思春期以降に感染すると、睾丸炎や卵巣炎にかかることがあり、不妊の原因になることも。子供の時に予防接種を受けておくに越したことはありません。

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この記事の監修者大西 勝也(おおにし かつや)

三重県津市の大西内科ハートクリニック院長。心不全治療において長年、専門医として、研究・治療に携わる。その豊富な知識と経験で、一人一人に合った治療法を患者と共に考え、信頼を得ている。 [詳細プロフィール]

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