狭心症の予防

編集=権藤 将輝

狭心症に対する一番の予防は、動脈硬化をなるだけ進行させないことです。糖尿病、高脂血症、高血圧症などの疾患がある方は、まずそれらの治療をきちんと行う必要があります。

予防として考えなくてはいけなのは、心臓にあまり負担をかけない生活です。それを考えて最もいけないのは喫煙です。タバコに入っているニコチンは血圧を上昇させます。これは自律神経という神経を介して行われる作用で、交感神経が興奮して血管が弛緩(しかん)することで血圧は上昇します。

血管の弛緩と聞くと、狭心症では血管が狭くなっているのだからよさそうな感じもありますが、血流を急激に増大させることになり心臓の負担は増加します。喫煙は習慣性のものなので止められない方も多いようですが、いくつからでも禁煙を始めることで、様々な病気を予防できます。

上記は狭心症の一次予防ですが、動脈硬化性狭心症がある人の発作予防としては、お風呂の入り方も重要です。特に寒い冬、服を脱ぐときに寒くて血圧が上昇、その後は熱いお湯に入りもっと血圧上昇、という入り方ですと心臓にかなりの負担を強いることになります。つまり温度差に気をつける必要があります。脱衣場も浴室も温めておくことをお勧めします。

浴槽に入るときは、足からゆっくりお湯をかけ、身体を慣らすように入ってください。温度も少しぬるめがよく、38度ぐらいから40度ぐらいがよいといわれています。尚、浴槽には3~5分ぐらいいて、あまり長く入るのもやめておきましょう。尚、飲酒後の入浴は危険です。

睡眠不足も心臓に負担となります。睡眠によって身体は毎日調節されていますが、そのリズムが狂うとストレスを感じて高血圧や動脈硬化を促進することになります。夜更かしはやめて、規則正しい睡眠習慣を持ちましょう。尚、日ごろから無理のない運動をして、心肺機能を高めておくことも予防です。話しながら早めに歩くぐらいが無理のない運動です。心臓に負担をかけない運動は、高血圧症や肥満、高脂血症の予防にもなります。

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この記事の監修者大西 勝也(おおにし かつや)

三重県津市の大西内科ハートクリニック院長。心不全治療において長年、専門医として、研究・治療に携わる。その豊富な知識と経験で、一人一人に合った治療法を患者と共に考え、信頼を得ている。 [詳細プロフィール]

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  1. やはり予防策として一番の有効策は、生活習慣を見直すことになるみたいですね。特に40代以上の年齢になってくると、メタボが気になります

    ナビプロさん

  2. ナビプロさんだってそろそろ気にした方がいい年齢じゃん。最近、運動不足気味でしょ?

    ペン知ルくん

  3. 確かに最近は運動してないけど…。僕はバランスの取れた食生活を心掛けているからメタボとは無縁だよ!ペン知るくんだってジャンクフード好きなんだから、今はいいかもしれないけど大人になってから怖いぞ!

    ナビプロさん

  4. 狭心症の大きな予防策としては食生活改善、生活活動の改善が挙げられる。ワシも同じじゃが、特に禁煙は今すぐできる有効な予防策として効果的じゃ。とは言っても、禁煙は難しいが…

    本ドウさん

  5. なんだ~。3人とも改善点があるみたいね!それぞれ、今日から意識して生活してください。病気になるリスクを考えたら当然でしょ?

    ハルちゃん

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