狭心症の原因

編集=権藤 将輝

狭心症とは、心臓を動かしている血管の病気です。

心臓は新鮮な血液を身体に送り出すポンプの役割を担っている大切な臓器です。そのため心臓には、絶えず血液が送り込まれてその血液を押し出すように動いているわけですが、この働きをするために、心臓は心筋(しんきん)と呼ばれる特殊な筋肉でできています。

狭心症で問題になるのは、この心筋を動かすための血管です。心筋を動かす血管の名前を冠動脈(かんどうみゃく)と言います。冠動脈は、大きく分けると左冠動脈と右冠動脈があり、その枝となる血管が伸びています。左冠動脈の方は大きな枝に分かれていて、左前下行枝(ひだり・ぜんかこうし)と左回旋枝(ひだり・かいせんし)と呼ばれる血管となります。

医師が治療を行う上では、冠動脈はこの3本を主な血管として考えます。心臓を動かす心筋は、生まれてから死ぬまで一生動き続ける筋肉です。心筋が休むことなくまたスムーズに動いていることで、心臓はポンプのような動きをしながらよどみなく血液を全身に送り出せるのです。

そんな大切な動きを担う心筋を動かすために、冠動脈を通して絶えず新鮮な酸素と栄養が送りこまれています。狭心症とは、この冠動脈血管が動脈硬化などにより狭くなり(この状態を、狭窄:きょうさくと言います)、血流が少なくなった結果、心筋に十分な酸素と栄養が行かなくなって起こります。

時には、なんらかの原因で血管がケイレンして細くなり、血流が減少するために発作が起こる場合もあります。心筋の酸素不足は身体にとっては一大事ですから、圧迫感などの発作となって感じるわけです。

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この記事の監修者大西 勝也(おおにし かつや)

三重県津市の大西内科ハートクリニック院長。心不全治療において長年、専門医として、研究・治療に携わる。その豊富な知識と経験で、一人一人に合った治療法を患者と共に考え、信頼を得ている。 [詳細プロフィール]

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  1. 最近は、仕事や人間関係でストレスを抱えて狭心症になる人も多いって聞くけど、ストレスは狭心症の直接的な原因になるんですか?

    ハルちゃん

  2. 人間はストレスを感じると、血圧や血糖値などが上昇し、脈も速くなり心臓を圧迫する。すると、結果的に血圧が上昇して心臓は酸素を欲しがるようになる。供給が追い付かないと心臓の一部は酸素不足状態になり、これが狭心症や心筋梗塞を発症する原因になるようじゃ

    本ドウさん

  3. 特に家事や育児、仕事など、さまざま精神的ストレスから女性の狭心症が増加傾向にあるみたいだわ

    ハルちゃん

  4. 確かに、狭心症の原因の中でもストレスが占める割合は半分以上というデータもあるようです。ストレスや過労、不安感は心臓の大敵ですね!

    ナビプロさん

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