親知らずの痛み

編集=山田 賢人

親知らずが痛くなるのは、その生え方と生える位置に起因します。そもそも親知らずは他の歯に遅れて生えてきます。そのため、他の歯の邪魔になることがあるのです。

親知らずがぶつかっている歯との間はプラークとよばれる細菌がたまりやすく、炎症を起こしやすい状態になります。特に奥歯との間にはプラークがたまりやすく、歯周病を起こす場所にもなってしまいます。

また、歯茎の中に潜るように生える場合もあります。隠れているだけにこれはやっかいです。隣の奥歯にぶつかるようになれば、歯の周囲や根元に炎症を起こす原因になり腫れて痛みが出ます。また親知らず自体が虫歯になってしまうこともあるのです。

親知らずが痛くなっても抜かないでいるのは、歯の周囲に感染を広げるだけではなく、隣の歯にも炎症を広げる可能性があり危険です。早めの抜歯が必要です。

親知らずがまっすぐ生えず、横や斜めに生えたり、潜るように生えている場合でも、痛みが出ない場合はあります。しかしながら将来的に痛みが生じる恐れは残ります。親知らずの生え方や周囲の歯との関係によって、すぐに抜くことをすすめられないことはありますが、できれば一番確実な方法として抜歯することがすすめられています。

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この記事の監修者武知 幸久(たけち ゆきひさ)

京都市中京区の医療法人社団法人翔志会たけち歯科クリニックで院長として活躍。これまで、2万人以上の歯の治療に携わってきた実績を誇る。[詳細プロフィール]

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  1. 親知らずによる痛みは、生え方が原因となることがほとんどということですか?

    ナビプロさん

  2. そうじゃな。特に生え方によって汚れがたまりやすい場所が存在し、その部分の炎症を智歯周囲炎と呼んでいる。

    本ドウさん

  3. じゃあ、智歯周囲炎になると、痛みがずっと続くことになるんですか?

    ハルちゃん

  4. 智歯周囲炎の症状は静かに進行するため、軽い炎症が起こっていても自覚症状はほとんどない。体調の悪い時などは炎症が悪化し、痛みを感じることもあるようじゃ。

    本ドウさん

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